みなさんは普段の生活でどの程度現金以外の決済を利用されているでしょうか?日本は諸外国と比べてキャッシュレス化が遅れていると言われていますが、裏返すと現金の信用力が高いことの裏付けでもあります。しかし一方で政府は(色々な背景はあると思いますが)、遅れているキャッシュレス化を進めたいと考えており、秋にはキャッシュレス決済のポイント還元が予定されています。

以下は「店舗で利用する機会が最も増えた支払い方法(直近1年間)」です。

このグラフからはクレジットカードそのものも大きく利用機会が拡大していることも読み取れますが、その他カード型電子マネーやモバイルアプリやQRコード決済なども登場しています。ポイント還元は商品やサービスの決済に「キャッシュレス決済」利用した場合に適用される予定です。お客様の利便性拡大にも寄与しますのでこの機会にキャッシュレス決済を考えてみてはどうでしょうか?

  • ポイント還元で顧客満足の向上にも寄与する
  • レジ決済時間の短縮が可能
  • 場合によっては購買分析やプロモーションに活用することも検討できる

ではそもそも中小企業が簡単に導入できるものなのでしょうか?その際に対応するならどんな規格が良いのでしょう?色々あるように見えますが、簡単なアプローチを考えてみます。

  • クレジットカードか?
  • カード型電子マネーか?
  • おサイフケータイか?
  • QRコード決済か?

まずはクレジットカード決済にのみ対応する

まずはクレジットカードに対応したいという場合「Square(スクエア)」というサービスが考えられます。スマホやタブレットのイヤホンジャックにリーダーを挿入するだけで決済端末になるという方式です。

出典: https://squareup.com/jp/
  • POSレジ機能が付属している(売上分析、在庫管理、複数店舗管理など)
  • 基本使用料などはなく、決済手数料のみで利用できる(3.5%前後)
  • (条件によりますが)最短では翌日入金
  • AirREGIなどメジャーな他社POSレジアプリなどとも連携が可能です

コストを抑えてトレンドのQRコード決済に対応する

QRコード決済だけ導入したいという場合は「PayPay」か「LINE Pay」が考えられ、今なら期間限定で初期費、固定費、決済手数料なしで大変リーズナブルに導入を実現できます。

QRコード決済は利用したことがないと今ひとつイメージが湧きにくいですが主にQRコードを読み取ってもらうか、自身で読み取るかの2通りがあります。

  • アプリを利用するだけ(専用の機器不要)で導入が可能
  • 特定の金融機関を利用すれば2021年夏までは決済手数料も入金手数料もかからない
  • 目下、利用者急拡大中
  • LINE Payの場合はPR配信も可能

どうせならまとめて各種キャッシュレスに対応する

色々と規格の乱立するキャッシュレス。全てに個別に対応するのは大変なので、楽天PAYなどの決済サービスを利用するのが多くの規格に対応する際のセオリーになります。特にカード型の電子マネーは国内にもとても多くの規格が存在していますし、海外に目を向けるとキャッシュレス決済先進国の中国で台頭しているALIPAY(アリペイ)やWeChatペイ(ウィーチャットペイ)などもあります。これらに一度に対応するにはこのようなサービスの利用が簡単です。(楽天PAYの他にも複数のサービスを横断的に利用する必要がありますが「AirREGI+AirPAY+AirPAY QR」を組み合わせて利用するという選択肢もあります。)

出典: https://smartpay.rakuten.co.jp/ https://airregi.jp/payment/ より
  • 専用端末で、QRコード決済、カード型非接触電子マネー、クレジットカード等に対応できる
  • 対応する決済手段は極めて多く、決済手数料は3.5%前後

細かな導入手順などは割愛していますが、気になる方はリンクから各サービスを調べてみてください。(ご自身では導入の自信が持てない場合は当社でご支援させていただくことも可能です。その場合はフォームからご連絡ください。)